コンプレックスをなくし、歯や口元を美しくすることを目的とした治療をするのが審美歯科です。
歯の見た目についてこんな悩みはありませんか?
- ✓差し歯が他の歯の色と違うのが気になる。
- ✓銀歯が気になる。
- ✓歯の形が悪い。
審美歯科とは
審美歯科とは、見た目の美しさに重点を置き、より美しく、きれいな口元を目指す治療です。
「きれいな形の白い歯にする」、「歯並びを美しく整える」といった審美性の改善のための治療をおこないます。
通常の虫歯治療など、保険適用でおこなう治療では使える素材などが限られてしまいます。
そのため、金属を使用せざるを得ず見た目がよくなかったり、時間が経過するにつれて変色してしまったりと、どうしても審美性が劣ってしまいます。
これに対し、審美歯科の治療は保険適応外でおこないます。そのぶん、素材の色が変わらず、汚れがつきにくく、着色もしないというメリットがあり、より美しく、よりきれいな口元を実現できます。
※保険で白い歯にできる保険適用のCAD/CAM冠(キャドキャム冠)という選択肢もございます。
オールセラミッククラウン治療
歯の周囲を削り、セラミックで作ったクラウン(かぶせ物)をセットする治療です。
歯の色をきれいにし、歯並びや歯の形も整えることができます。
セラミックは透明感があり、自然な色味を表現することができます。変色や歯ぐきの黒ずみを引き起こすこともありません。
また、金属アレルギーの心配も皆無です。
オールセラミッククラウン治療のメリット
- 歯の色、形、歯並びを整えることができる。
- まわりの歯と調和した自然な色味にできる。
- 歯ぐきの黒ずみが起きない。
- 変色しない。
- 金属アレルギーを起こさない。
オールセラミッククラウン治療のデメリット
- 保険適用外なので高価。
オールセラミックインレー
インレーとは詰め物のことです。オールセラミックインレーは、セラミックを使用した詰め物のことをいいます。
オールセラミックインレーは審美性に優れ、周囲の歯と調和する質感や自然な白さを実現することができます。
すでに入っている銀歯やプラスチックの詰め物をはずし、オールセラミックインレーに変える治療なので、比較的短時間で治療できます。
オールセラミックインレーのメリット
- まわりの歯と調和した自然な色味にできる。
- 歯ぐきの黒ずみが起きない。
- 摩耗したり、変色したりしない。
- 金属アレルギーを起こさない。
オールセラミックインレーのデメリット
- 保険適用外なので高価。
ハイブリッドインレー
従来歯の詰め物に使用されているコンポジットレジンにセラミックの粉末を配合した素材をハイブリッドセラミックといいます。
このハイブリッドセラミックを使用した詰め物がハイブリッドインレーです。
ハイブリッドインレーは、セラミックとレジンのよいところを組み合わせたもので、オールセラミックよりも安価です。
さらにオールセラミックよりもやわらかくて粘性があるため、周囲の歯を傷つけにくく、割れにくいインレーを作ることができます。
ただし、コンポジットレジンが混ざっているので、見た目の経年変化は避けられないというデメリットがあります。
ハイブリッドインレーのメリット
- 自然で審美性が高い。
- やわらかくて粘性がある。
- オールセラミックより安価。
ハイブリッドインレーのデメリット
- 経年変化が避けられない。
- 保険適用外なので高価。
ラミネートべニア
ラミネートベニアとは、歯の表面だけを薄く削り、セラミック製のシェル(薄片)を貼りつける治療方法です。
前歯の隙間を埋めたりするのに効果的な治療方法です。
歯の形が悪い、歯の色が悪い、すきっ歯を治したいなどの悩みに対応します。歯を削る量が少なく、治療回数も少なくてすみます。
ラミネートべニアのメリット
- 歯の色、形を整えることができる。
- 歯を削る量が少なく、痛みも少ない。
- 短期間で治療が終わる。
- 摩耗したり、変色したりしない。
ラミネートべニアのデメリット
- 保険適用外なので高価。
メタルボンド
メタルボンドとは、歯の土台に合わせて金属を鋳造し、その外側の見える部分にのみセラミックを使用するクラウン(かぶせ物)です。
メタルボンドのメリット
- 強度が非常に高い。
- 審美性に優れている。
メタルボンドのデメリット
- オールセラミックより色調が劣る。
- 金属アレルギーのリスクがある。
審美歯科治療の流れ
STEP1カウンセリング・診査・診断
患者様の悩み、希望などをしっかりと話を聞いてカウンセリング。
レントゲン撮影などをおこなって十分な診査をします。
今後の治療方針、通院期間、費用の内訳などについて説明します。
STEP2基本的な治療
STEP3審美歯科の治療開始
STEP4治療終了
色や形、かみ合わせの状態などをチェックします。
また、審美歯科はアフターケアも大事です。アフターケアについてもご説明します。
【Q&A】審美歯科よくある質問
Q 銀歯を白くできますか?
また、強度が気になる奥歯の場合は、金属フレームの上にセラミックを焼き付けたメタルボンドもおすすめです。
Q すきっ歯も治せますか?
前歯の表面を薄く削り、セラミック製のシェル(薄片)を貼りつけ、前歯の隙間を目立たなくしたり、形を整えたりします。
Q 審美歯科の治療費はどれくらいですか?
歯科医院で相談してみましょう。
まとめ
審美歯科は、歯並びをきれいに整えたり、歯の形をよくしたりするなど、口元の美しさを求める治療です。
セラミックなどを使用する審美歯科の治療は、色が変わらず、汚れがつきにくく、着色もしないというのが大きなメリットです。
保険適用外ですが、さまざまな治療方法があり、より自然で美しい口元を実現し、コンプレックスを解消します。
何かご質問やお困りのことがありましたら、当院スタッフまでお気軽にご相談ください。